- セラミック治療とは?
- セラミックのメリット・デメリット
- セラミック治療に使う素材の種類
- セラミックの寿命を長持ちさせるには?
- 二郎歯科で行うセラミック治療の特徴
- セラミック治療の料金-保険適用になる?
セラミック治療とは?
セラミック治療とは、セラミック素材を用いた詰め物やかぶせ物を行う治療法です。
審美性・耐久性・機能性に優れたセラミックは、美しい口元を実現したい患者さんや、長持ちする治療を希望する患者さんに選ばれています。
またお口の健康面においても、さまざまなメリットが期待できます。
セラミック治療をご検討・ご希望される方は、お気軽に当院にご相談ください。
セラミックの
メリット・デメリット
メリット
見た目が美しい
セラミックの最大のメリットは、天然歯のような白さで美しい見た目を実現できる点です。特に、内側も外側もセラミックのみでできたオールセラミックは、自然な透明感と艶があり、天然歯以上の美しさに仕上がります。
耐久性が高い
セラミックは変形したり溶けたりしないため、金属のように再治療が必要になるリスクを軽減できます。
また、表面が滑らかなため、コーヒーや紅茶、タバコのヤニなどの着色汚れも付きにくいです。
適切なメンテナンスを行うことで、10年以上長持ちさせることも可能です。金属は口腔内の過酷な環境下で変形や劣化が起こりやすく、歯との適合性が低下すると再治療が必要になります。
初期費用は高くても、長期的な耐久性・機能性・審美性を考慮すると、セラミック治療の方が経済的な場合もあります。
二次虫歯を防ぎやすい
保険の虫歯治療で使用される金属やプラスチックは、経年劣化の早い素材です。
特に金属は、唾液にさらされることで徐々に溶けだし、隙間や段差を生んでしまいます。
劣化がほとんどなく、滑らかに仕上がるセラミック治療であれば、段差や隙間による二次虫歯のリスクを最小限に抑えることができます。
金属アレルギーの
心配がない
オールセラミックは金属を一切使用していないため、金属アレルギーをお持ちの方にも安心してご使用いただけます。
金属素材を使用した場合は、口腔内で徐々に溶け出し、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。
メタルボンドもセラミック治療に分類されますが、内側に金属を使用しているため、金属アレルギーの方・心配な方にはおすすめしません。
当院は、金属アレルギーの方、金属アレルギーが心配な方でも安心してご相談いただける歯科医院です。
デメリット
自由診療でコストがかかる
自費診療であるセラミック治療は、保険の治療と比べると費用が高くなります。ただ、素材や精密性が違う治療ですので、致し方ない差とも言えます。
当院では、健康で美しいお口を取り戻し、長持ちさせることで、セラミックのコストパフォーマンスの高さをしっかりと患者さんにご実感いただけるよう努めています。
割れることがある
セラミックは陶器製のため硬い反面、割れやすいというデメリットがあります。
特に、強い歯ぎしりやくいしばりのある方は、セラミックが割れてしまう可能性がありますので、就寝時のナイトガード装着をおすすめしております。
歯を削る必要がある
セラミックは割れるリスクがあるため、詰め物やかぶせ物を作る際に、ある程度の厚みを持たせる必要があります。その結果、銀歯に比べて歯を削る量が多くなります。当院では、拡大鏡を活用するなどして、できる限り歯を削る量を少なくできるよう努めております。
メンテナンスが必要不可欠
セラミックは耐久性が高く、二次虫歯になりにくいというメリットがありますが、長期的に使用するためには適切なメンテナンスが不可欠です。
当院では、患者さんへのセルフケアの指導、定期的なメンテナンスによって、二次虫歯のリスクを長期にわたって抑制できるよう、努めています。
セラミック治療に使う
素材の種類
※当院で扱うセラミックはオールセラミックです。
オールセラミック
透明感があり審美性に優れたオールセラミックは、内側も外側もセラミックでできています。
そのため、前歯など目立つ部分の治療に最適です。
当院では、自然な見た目を実現するオールセラミック治療をご提供しています。
もちろん、奥歯にも使用できます。ただし、強い歯ぎしりのある方には、セラミックの割れを防ぐため、ナイトガードの使用をおすすめしております。
セラミックの寿命を
長持ちさせるには?
寿命はケアの程度や素材によって異なります。
患者さんと当院の協力があってこそ、セラミックは長持ちします。特に、以下のようなことが大切になります。
毎日のお手入れ
セラミックの歯を長持ちさせるためには、毎日のケアが不可欠です。
セラミックを取り付けた歯が虫歯になった場合は、速やかな治療が必要となります。
毎日の歯磨きでは、歯ブラシに加えて、歯間ブラシやデンタルフロス、ワンタフトブラシを併用されることをおすすめします。
お手入れ方法については、当院の歯科衛生士が丁寧に指導・アドバイスをいたします。
歯ぎしり・食いしばり防止
歯ぎしりや食いしばりは、咀嚼時の何倍もの力が歯にかかるため、セラミックの破損につながる可能性があります。
日頃から歯ぎしりやくいしばりの癖がある方は、ナイトガードやスポーツ用マウスピースの使用をおすすめしています。
定期検診・メンテナンス
セラミックを長持ちさせるためには、定期検診がとても大切になります。
精密検査とクリーニングを定期的に受けることで、異変がある場合は早期に治療ができるため、結果的にセラミックの寿命を延ばすことができます。
3ヶ月に1回のペースで、定期検診に通われることをおすすめします。
二郎歯科で行う
セラミック治療の特徴
歯を削る量を
最小限に抑えます
セラミックは優れた材料ですが、天然歯にはそれ以上の価値があります。
当院では、歯を削る量を最小限に抑えることで、患者さんの歯の寿命を少しでも延ばせるよう、努めています。
拡大鏡を使用した
精密な治療
歯を削る時には、その形成が大切になります。
当院では、視野を5倍に拡大できる「拡大鏡」を用いて、支台歯の精密形成を行っています。
支台歯の形をきれいに整えることができれば、その上に取り付ける詰め物・被せ物がぴったりフィットし、長持ちします。
また、二次虫歯のリスクも抑えられます。
歯科技工士と連携して
高品質なセラミックを作製
経験豊富な歯科技工士さんと提携しておりますので、高品質の詰め物・被せ物を安定して患者さんにお届けすることができます。
歯科医師からの指示通り、もしくはそれ以上に品質の良いセラミックの詰め物・被せ物を作製してくださる、信頼できる歯科技工士さんです。
お一人おひとりの
かみ合わせを考慮した治療
セラミック治療は、美しさばかりが注目されがちです。ただもちろん、食事や会話で使うものですから、噛み合わせも良くなくてはなりません。
当院では、しっかりと噛める・喋りやすいセラミックの詰め物・被せ物を提供するため、お一人おひとりの噛み合わせを十分に考慮した設計と作製を行っています。
セラミック治療の料金
-保険適用になる?
メニュー | 料金(税込) | |
---|---|---|
オール セラミック |
インレー | 66,000円 |
オール セラミック |
アンレー | 88,000円 |
オール セラミック |
クラウン (前歯・小臼歯・大臼歯) |
88,000円 |
審美加工 (レイヤリング) |
審美加工 (レイヤリング) |
+¥11,000 |
セラミック治療は
保険適用の対象外
セラミック治療は、虫歯治療として行われることもありますが、審美性を重視した治療であることから、残念ながら保険が適用されません。
ただし、セラミック治療でかかった費用は、原則として医療費控除の対象になります。
医療費控除とは、1年間でご家族にかかった医療費が10万円を超えた場合に利用できる控除制度です。
医科・歯科で支払いをした際に受け取ったレシート・領収書は大切に保管しておき、医療費控除が利用できる場合には、確定申告の際に控除申請を行うことをおすすめします。
歯科では、ホワイトニング、審美目的の矯正治療など一部の治療を除く、ほとんどの保険・自費の治療が医療費控除の対象となっています。