- 予防歯科とは
- 痛くない時から歯医者に通いましょう
- 予防歯科のメリット・デメリット
- 「予防歯科」と「歯のクリーニング」の違い
- 予防歯科に通う頻度はどれくらいがおすすめ?
- 二郎歯科で行う予防歯科の特徴
- EMS社製エアフローを導入しています
- 予防歯科の有無で生じる歯とコストの違い
予防歯科とは
予防歯科とは、定期的にご来院いただき、お口の健康維持を目指す取り組みのことです。
虫歯や歯周病の予防が第一目標ですが、定期的にご来院いただくことで、もし虫歯・歯周病になった時にも早期発見・早期治療が可能です。
虫歯も歯周病も、治療が早期であればあるほど、お口へのダメージ、治療期間、経済的なご負担が最小限に抑えられます。
予防歯科は、当院がもっとも力を入れている診療科といっても過言ではありません。
実際に、当院にお越しになる患者さん全体のうち約50%を、「予防を目的として受診する患者さん」が占めています。
「痛くなってから歯医者に行く」という方も、ぜひこの機会に当院で予防歯科を始めませんか?
歯科衛生士8名体制で、患者さんをお待ちしております。
痛くない時から
歯医者に通いましょう
痛くなってから歯医者に通うと、それだけ失う歯質・お金が増えます。
虫歯が進行するほど、治療では多くの歯質を削る必要が生じ、使用する補綴物も大きくなるのです。
そこで有効となるのが、予防歯科です。
二郎歯科では、歯のクリーニングだけでなく、患者さんの歯磨き習慣・生活習慣の問題点を見極め、その改善のための指導・アドバイスを行います。
根本的なアプローチを行うからこそ、効率良く虫歯リスクを削減することが可能になるのです。
自分で落としきれない
汚れ・細菌は歯医者で
毎日の歯磨きは、虫歯・歯周病予防の基本です。
しかし、歯の表面にこびりついたバイオフィルムという細菌の膜は、歯磨きだけではなかなか落としきることができません。
歯科医院では歯科のプロが、特別な道具を使ってこのバイオフィルムを徹底的に取り除きます。
PMTCの効果は
着色除去だけではない
当院でも行っているPMTCは、機械で動く歯ブラシを使って、歯面に付着した黄ばみや黒ずみといった着色汚れを除去します。
また同時に、スケーリングなどを行うことで、歯ブラシでは除去できない歯石も取り除けます。
PMTCは、単に着色を落とすだけでなく、虫歯や歯周病の原因を取り除くための処置です。
見た目が良くなり、さらに口腔疾患の高い予防効果も期待できます。
予防歯科の
メリット・デメリット
メリット
虫歯・歯周病の
予防ができる
予防歯科は、虫歯や歯周病の発症を防ぐことを第一の目標としています。定期的な検診、クリーニング、適切なブラッシングやフロス習慣は、口腔内環境を整え、歯の健康を守ります。
また、健康な歯でよく噛む習慣を身につけることで、唾液の分泌が促され、お口の自浄作用が高まります。
歯・歯ぐきの異常を
早期発見
定期的な検診は、歯や歯ぐきの異常を早期に発見する鍵となります。
虫歯や歯周病を早期の段階から発見することで、迅速な治療と対策が可能になり、深刻なトラブルへの発展を防ぐことができます。
生活習慣改善の
きっかけになる
予防歯科では、口腔ケアや生活習慣の見直しを行います。
食生活や喫煙習慣など、口腔の健康に影響する要因を改善することで、全身の健康にも良い影響を与えます。
治療にかかる医療費を
抑えられる
予防歯科は、虫歯や歯周病の予防を通じて、将来的な治療費を抑えることにつながります。これらの疾患が悪化すると、心筋梗塞や脳梗塞、認知症のリスクも高まるため、関連する医療費の負担も軽減できる可能性があります。
お口の健康を守ることは、身体の健康、そして医療費の削減にもつながるのです。
デメリット
定期的に費用がかかる
定期的に歯科医院に通うために費用が発生する点が、予防歯科における唯一のデメリットです。
ただ、予防歯科に取り組むことで、もし虫歯や歯周病になった時にも、早期発見・早期治療をすることができます。
そのため、「虫歯や歯周病を放置して大がかりな治療が必要になった」というケースと比較すると、トータルではむしろ医療費を抑えられる可能性が高くなります。
「予防歯科」と
「歯のクリーニング」の違い
「予防歯科」は、虫歯や歯周病など、口腔内の疾患を予防するための包括的なアプローチです。
歯の健康を総合的に管理し、長期的な健康維持を目指します。
一方、「歯のクリーニング」は、歯垢や歯石を除去し、口腔内を清潔に保つために行います。
両者は歯の健康維持という共通の目的を持ちつつ、アプローチが異なります。
最良の口腔内環境を実現するためには、両者を組み合わせて行う必要があります。
予防歯科に通う頻度は
どれくらいがおすすめ?
予防歯科の受診頻度は、基本的には「3ヶ月に1回」が理想的です。
この頻度であれば、虫歯や歯周病の発症を早期に発見し、重症化を防ぐことができます。
早期発見・早期治療によって、健康な歯を長く維持することが可能です。
二郎歯科で行う
予防歯科の特徴
予防歯科の専門家・
歯科衛生士が多数在籍
予防歯科治療の専門家は歯科衛生士です。
ブラッシング指導をはじめとする予防処置のプロフェッショナルであり、予防歯科診療の中心的な役割を担います。
スケーラーを使い分けた
徹底的な汚れ除去
歯垢や歯石を除去する器具であるスケーラーには、超音波式と手動式の2種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあるため、徹底的な除去には両者を使い分ける必要があります。
当院では、手間と時間を惜しまず、2種類のスケーラーを用いた丁寧なスケーリングを行っています。
超音波スケーラー
超音波の振動で、歯垢や歯石を広範囲に除去します。
手用スケーラー
細かい部分の汚れまで丁寧に除去できる手動式のスケーラーです。
手間と時間はかかりますが、精密なスケーリングが可能です。
EMS社製エアフローを
導入しています
エアフローとは?
エアフローとは、微粒子パウダーをジェット水流で噴きつけ、歯垢・歯石を除去する予防歯科のメニューです。歯や歯ぐきに優しく、痛みもありません。
エアフローのメリットには、次のようなポイントがあります。
細かな隙間でも
綺麗に清掃できる
スケーラーは細い器具ですが、やはり微粒子のパウダー・ジェット水流の方が、細かな隙間の清掃性が優れています。
スケーラーでは落とせない隙間の汚れであっても、エアフローであればしっかりと取り除くことができます。
お口の中を
傷つけにくい
スケーラーを使用する場合、ごくわずかですが歯・歯ぐきを傷つけてしまう可能性があります。
一方のエアフローであれば、パウダーをジェット水流で噴きつける処置であるため、歯・歯ぐきが傷つくことはありません。もちろん、痛みもありません。
着色汚れに効果的
コーヒー、ワイン、茶渋、色の濃い食べ物、タバコなどによる着色汚れが気になる方にも、エアフローはおすすめです。歯間、歯の裏側・溝など着色しやすい場所まで、パウダーを噴きつけることできれいに汚れを落とせます。
当院ではEMSエアフローを使用します
当院では、エアフローの中でも特に高性能なEMSエアフローを使ってクリーニングを行います。
虫歯や歯周病、インプラント歯周炎などの原因となる「細菌」や微生物が潜む薄い膜を「バイオフィルム」と言います。
バイオフィルムは歯と歯ぐきの間にこびりついており、セルフケアでは落とすことが難しいですが、EMSエアフローではアプローチすることができます。
歯にやさしく精度の高いクリーニングが気になる方は、お気軽にご相談ください。
※別途料金がかかります。
EMSエアフローの特徴
機械音がなく
負担の少ないケア
スケーラーなどで歯をこすられる感覚がなく、またキーンという機械音もしないため、不快感を減らすことができます。
知覚過敏の方でも安心
水温を5段階で調整することができるため、知覚過敏で冷たいものがしみる方でも安心してクリーニングしていただけます。
様々な歯の状態に対応
矯正器具を付けている歯、歯茎が下がった歯(露出根面)、インプラント治療後の歯など、様々な症例にも対応できます。
研磨ペーストを使わず
エナメル質を守れる
従来の研磨剤を使うケア方法は、歯の表面のエナメル質を傷つけてしまう場合があります。
EMSエアフローは研磨ペーストがいらないので、健康な歯を傷つけずにクリーニングすることができます。
研磨ペーストでの研磨後
エアフローによる清掃後
臨床研究に基づいた
ケア方法
世界中の歯科医師や歯科衛生士から集められた臨床研究によって8つの決められた手順で、患者さんの口腔の健康管理を行っていきます。
予防歯科の有無で生じる
歯とコストの違い
上記の画像は、歯科医院で予防処置を受けていた人と受けていなかった人の治療内容とそれにかかる治療費を比べたものです(出典:日吉歯科診療所調べ)。
80歳までにかかったトータルでの治療費は、約300万円という大きな差が出ます。
また、予防処置を怠った人の場合、歯そのものを50代で失っています。
定期健診に通わない・予防処置を受けないことは、生涯での医療費が高くなるだけでなく、歯を早くに削る・失うことにつながるのです。定期健診・予防がいかに大切であるか、どれだけ多くのメリットをもたらしてくれるかが分かります。
また、「若い頃にしておけば良かったこと」を質問するあるアンケートでは、70~74歳の層で「歯の定期検診を受ければよかった」という回答が第1位でした(出典:雑誌PRESIDENT(㈱プレジデント社調べ)。こういった後悔をしないためにも、できるだけ早くから、当院で予防歯科をスタートさせましょう。